快適な住まいづくり【断熱工法の話】
こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。
12月も半ばに差し掛かり、流石に寒さが厳しくなるとともに、
この時期になると来年の話が増えてきます。
来年こそ家づくりを!と考え、お正月の時期にご家族そろって
具体的にお話をされる方もおられることでしょう。
今回は、家を建てる際に重視する事として、
「住み心地」がかつてよりもさらに高まっている。
というお話をさせていただきます。
まず、住み心地と一言でいっても色々ありますね。
・生活動線が考えられている
・収納が豊富で便利
・ライフスタイルの変化に対応できる
・好きなデザイン
・快適な室内環境
等々...
中でも今回は室内環境を快適にする方法について考えたいと思います。
どんなに見た目のきれいな建材や設備を使っても、
夏に暑く冬に寒い環境では、住みやすい家とは言えません。
家にいながら体調を崩してしまいそうですよね...
暑さや寒さだけでなく、湿気や乾燥などを防ぐ。
そんな快適な環境を作る一つの要素が「断熱性能」です。
断熱とは字のごとく、「熱を断つ」という意味があります。
断熱性能の低い住宅では、
夏は外の熱気が家の中に侵入し、冷房の効きが悪くなり、
冬は暖房で暖めた空気が壁や窓などの開口部から外に逃げるため、
「夏は暑く、冬は寒い住宅」になってしまいます。
つまり、お金をかけて冷房や暖房をガンガンかけても
中々快適な環境にならないと言えます。
断熱性能を高めることによって、
外気が建物内に侵入するのを防ぐため、
少しの冷暖房エネルギーで快適な室内温度に
保つことができるようになるのです。
また、外気の影響を受けにくいということは、
窓際や廊下などとの温度差が少なくなり、
家の中の移動が寒くて辛いといったことも減ります。
その他にも、断熱性能を高めることのメリットは、
・冷暖房費が安くなる
・健康を守れる
・家が長持ちする
など多くの効果が期待できます。
次に断熱性能を決める工法についてご紹介します。
断熱材を施工する方法は、大きく2つに分類されます。
それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
・充填断熱工法
躯体(壁)の中に断熱材を充填する(敷き詰める)断熱工法
メリット:経年劣化しにくく耐熱性能が安定している。
外張断熱工法と比べ、同じ性能なら安価。
デメリット:構造物や断熱材の触れる部分に隙間ができ
断熱効果が下がる場合があるので、施工の精度に注意が必要。
・外張断熱工法
躯体(壁)の外側に断熱材を張る断熱工法
メリット:施工後の確認が容易。
躯体の外側で断熱材が途切れることなく連続するので、
熱欠損が無い。
躯体の内側が空洞になるため、配線を隠すことが可能。
デメリット:建築費が比較的高価になる。
経年劣化しやすい。
またそれぞれの工法に適した断熱材の材料もあり、
外張断熱では柔らかな素材では施工ができないなど、
注意が必要です。
快適な空間をつくるための断熱性能は、コストと必要な条件など
様々な観点から検討すると良いでしょう!
ちなみに、私たちの手掛ける注文住宅では基本的には
充填工法を標準としておりますが、
超高断熱な性能の際には外張断熱を組み合わせております。
詳しくはお問合せ下さいね。
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