災害に備える【保険のお話】
こんにちは。
皆様の家づくりを素敵な思い出に導く、家づくりコーディネーターの纐纈 泰章です。
元日の地震からの復興の中、
またも石川県を襲った大雨による災害。
被害にあわれた方々、そして犠牲になられた方々に
心から哀悼の意を表します。
このような災害はいつ何時自分の身に起こるかわかりません。
災害に強い家をつくることはもちろんですが、
万が一の際に備えて大切な「保険」について今回はお話いたします。
1.風水害に対する保険の種類
風水害とは、台風や豪雨、洪水などによって
引き起こされる自然災害のことで、
住宅の風水害に対応する保険には、
主に「火災保険」と「地震保険」の2つがあります。
①火災保険
火災保険は、火災による損害を補償する保険ですが、
風水害に対しても広くカバーしています。
風水害に対応する補償内容には以下のようなものがあります。
・風災補償
台風や竜巻、強風による屋根の損壊や窓の破損、
飛来物による家の損害などが補償対象
・水災補償
豪雨や河川の氾濫、高潮による浸水、土砂崩れによる損害が対象
例)床上浸水や住宅の基礎部分の損傷などです。
・雪災補償
積雪による屋根や建物の損傷も含まれます
<注意>
・火災保険は商品内容によって保証対象は様々で、
水災(洪水や高潮など)を対象にしていない場合もあるため、
契約内容の確認が重要です。
・水災補償がある場合でも、
契約者の自己負担額(免責額)や、
被害の規模によって補償額が制限される場合があります。
②地震保険
地震保険は、火災保険の特約として契約されるもので、
主に地震、津波、噴火による損害を補償しますが、
間接的に風水害とも関連しています。
・津波による被害
津波が原因で住宅が損壊・流失した場合、地震保険で補償されます。
・地震による土砂災害
地震が引き金となって発生した
土砂崩れや地滑りの損害も地震保険でカバーされます。
・地震による火災
地震が引き金となって発生した
火災については火災保険ではカバーできず、地震保険への加入が必要です。
<注意>
・地震保険は、単独で契約できず、火災保険への付帯です。
・火災保険が風水害をカバーしている一方、
地震や津波に直接対応するためには地震保険への加入が必要です。
2.保険料を含めたライフプランシミュレーション
火災保険や地震保険の保険料は、建物の価値や地域、保証内容に応じて異なりますが、
毎年の保険料を組み込んだ、住宅ローンの返済とのバランスを考えた支出計画が大切です。
子どもの教育費や老後資金など、
保険料以外の重要な出費も合わせて組み立てましょう。
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